キイタモノ 20 Sadie「COLD BLOOD」
数多くのアイテムをドロップしている彼らが送る2枚目のオリジナル・フルアルバム。
オリコンインディーズチャート初登場1位となった。
メロディは色々詰め込んでいて楽しいが、ハードメタルというよりロックという感じである。
前作の激しさと叙情的な完成度と比べると物足りなさを少し感じる。
シングル曲がメロがハッキリしていて激しい曲が多く、偏ってはいるがどれもオススメ。
完成度が高いので、シングルを購入していない人は損しないであろうアルバム。
個人的には「慟哭」「霞に消える華」あたりは雰囲気があって、ハードな曲が苦手な人も聴けると思われる。
ミタモノノキロク 16 輪るピングドラム
『少女革命ウテナ』を手掛けた幾原邦彦が「家族」をテーマに監督・脚本を担当するオリジナルアニメ作品。
製作はBrain's Base、キャラ原案が星野リリィ 。
オススメ★★★★★★★
〜あらすじ〜
双子の兄弟、高倉冠葉と高倉晶馬と妹の陽毬の3人で暮らしていた。陽毬は水族館で命を落とす。だが、彼女は水族館で買ったペンギン帽子を被り組成する。しかしそれは別人格「プリンセス・オブ・ザ・クリスタル」となった状態だった。そして、彼女は「妹を助けたければ、ピングドラムを手に入れろ」と言う。
また、櫻花御苑女子高等学校2年生の荻野目 苹果は亡き姉としての存在になることを使命としている苹果は、姉が遺した日記帳である「運命日記」に従って、姉の想い人であった多蕗桂樹と結ばれるため、彼をストーキングしていた。
そして、冠葉と晶馬もピングドラムを探し、「運命日記」にたどり着く。
数人の人間、家族の運命が交錯する。
序盤はストーカーだったりと意味は分かりやすく、展開も早いので見易い。
後半は謎が多く、描写も抽象的なので作品としては面白いが分かりにくと感じてしまう人も多いはず。
意味さえ理解出来れば二転三転する物語に食いついてしまう。
独特の雰囲気、比喩的な描写が受け入れられるならオススメです。
デザインなどがやたらオサレ(笑
グラフィック 7 / ストーリー 6 / キャラクター 6
平成23年度(第15回)文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品アニメーション部門/長編(劇場公開・テレビアニメ・OVA)に選ばれている
キイタモノ 19 School Food Punishment「Prog-Roid」
エレクトロ・ロックバンド、2ndオリジナルアルバム。
今回のコンセプトは「生楽器による演奏とプログラミング音の折衷、バランス感」で、実際の物の音などがデジタルで作成されていて、逆に打ち込み音が生収録されていたりする。
仕組みとしては面白く、メロよりも演奏の組み方が斬新である。
今回は早めの曲の1曲目の「free quiet」からダウン気味なイメージを持たせ、先行シングルの「RPG」で「らしさ」を全開にする。3曲目「in bloom」でガールズPOP的な曲も出しつつ、4曲目「ウツロウ、サンガツ」でまとめる。
アルバム前半は凄くレベルが高い。
後半は遊び心満載のナンバーが続き、ダウンロード限定シングルの「flashback trip syndrome」も収録している。
「RPG」のタイアップで耳にした人も多いだろうし、最近ではアニメ「UN-GO」のOPでも注目を浴びている。
デジタルPOP、デジタルロックを好む人は是非一度は聴いて欲しい。
キイタモノ 18 Kalafina 「After Eden」
約1年6ヶ月ぶりの3rdアルバム。
テレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』、「黒執事Ⅱ」、『空の境界 終章「空の境界」』、テレビバラエティ「歴史秘話ヒストリア」EDテーマとタイアップが豪華となっている。
しっとりとした民謡的な曲が多く、シンセよりもバンドサウンドやストリングスを多用している。
そのため、いつものよりも更にバラードメインのアルバムである。
シングルを除くとメリハリがない風に感じるが、「destination unknown」「sandpiper」など奥深い楽曲もあって聴き応えもある。FictionJunctionよりも、しっとりとしていてアナログなイメージが強いので「FictionJunctionはちょっと…」という方も一度聴いてみることを勧めます。
ミタモノノキロク 15 TIGER&BUNNY
特殊能力者「NEXT」がヒーローとして活躍するドラマを描いた一時ブームになったオリジナルアニメ作品。
オススメ度★★★★★★★
キャラクター原案に桂正和、監督はさとうけいいち、製作はサンライズ。
〜あらすじ〜
大都市・シュテルンビルトには、スポンサーと契約の下、その能力を駆使して街の平和を守るNEXTによって構成されたスーパーヒーロー達が存在する。彼らの活躍ぶりは専用の特別番組「HERO TV」で中継され、平和を守る傍ら、その年の「キングオブヒーロー」の座を巡るランキング争いを続けていた。
ベテランヒーロー、ワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹とスーパールーキー、バーナビー・ブルックスJr.の正反対の性格を持つ二人がコンビを組み、他の個性的なヒーロー達と繰り広げるヒーロードラマ。
「安心して見れる」という言葉がピッタリの、アメコミっぽい作風。
ストーリーも奇を衒ったものではなく、どちらかというと王道。
古い考えと新しい考えが衝突する典型的なコンビ物でもあるが、そこが話が進むに連れて一番面白くなる所でもある。
凄く引き込まれる事も無いし展開も読み易いが、設定も分かり易くストレスもたまりにい、そして起承転結がハッキリしている。そういう意味で「安心して見れる」という言葉が相応しいと思う。
グラフィック 6 / ストーリー 6 / キャラクター 6
※今回より10段階
2012年に劇場版を製作し、公開予定であることが発表されている。
キイタモノ 16 Dir en grey 「DUM SPIRO SPERO」
Dir en grey 「DUM SPIRO SPERO」
前作より約2年9か月ぶりとなる8枚目のフルアルバム。
彼らの独自の府に気は活かしつつも、「自分たちだけの音」をテーマに創られた今作は聴き応え有り。
演奏や音使いは趣向を凝らしているものの、いつもの攻撃性は少なめ。
どちらかというと前作よりもバラードですら少し消極的なイメージである。
全体的にはまとまっているのに、聴けば聴くほど良くなっていく。
しかし前回と比較したが、今作でもじゅうぶんに国内アーティストには無いセンスを感じさせる。
オススメとしてはシングルを除くと「DIABOLOS」「流転の塔」。
でも聴きやすくて、心に残るのは「VANITAS」である。
シングル曲も「LOTUS」などはアルバムでリミックスされていて、こちらも深く聴き比べてほしい。
アルバム発売を目前に、全国のCDショップのうち選ばれた店舗で、メンバーがゾンビと化した特別デザインのポスターがランダムに披露された。また、同デザインが施された街宣車が東京の街中を走った。
キイタモノ 15 the GazettE「TOXIC」
the GazettE「TOXIC」
the GazettEの5枚目のフルアルバム。
SONY移籍後の初のアルバムで、前回よりも本人たちの意向通りに一般受けはしない楽曲が多い。
確かに聴けば聴くほどに味は出る。
全体的にデジタルサウンド濃厚なミクスチャサウンドである。
海外受けもしやすいような作りに感じれるために、どちらかというとアルバムトラックはヘヴィなものが多い。
前作の「DIM」がレベルが高すぎるので、期待しすぎると…という面もあるが。
シングル曲はどれもクオリティが高く。全4曲、シングルを購入していない方はそれだけでも買う価値はあるだろう。
オススメはシングル以外だと、「THE SUICIDE CIRCUS」「RUTHLESS DEED」
「UNTITLED」は彼らにアルバムに1曲入れるバラードのノリではある。
Departures〜あなたにおくるアイの歌〜
新年あけましておめでとうございます。
神崎です。
2011年は何かアニメと音楽の話ばかりでしたが、今年は少し日常系の話も色々書いていけたらな思っています。
でもね、何かブログ書きたいことって仕事中に思いついて仕事が終わると忘れていたり、写メを撮り忘れてたりで、いまいちタイミングがつかめないのです。
あと文を書くスピードが遅いので、だいたいいつも1時間ぐらいかけてブログ書いてます。
小説とかもだけど、もうちょっと勢いでテキスト書けたらなと思います。
どうしても色々考えて何回も読み返して書き直してしまう。
さて2012年は新しいことをやります。
あと12〜13年にかけて展示をやります。
アート系以外の活動もちょっと動き出しています。また具体的になったらアナウンスしていきますが、今はまだ企画段階です。
今年の目標は「自分らしさを忘れない」です。
最近ダークなゴシック絡みの世界観を描くことが増えていて、それも自分らしさなんだけど、それとは別にダークな世界観にデジタルな部分やファンタジックな部分があってもいいかと。
音楽でいうとロックにテクノとクラシックを融合させたような・・・。
多分野の趣味や視野があるなら、それを活かそうと考えています。
あとtwitterとかで呟いていますが、facebook始めました。
http://www.facebook.com/#!/kanzaki.gzass
ちょっと最近仕事の都合で色んなツールに触りまくっていますが、そのうち絞ると思います。
何か語りつくせないですが、それは追々書いていきます。
それでは今年もよろしくお願いいたします。